3年間の生活で失ったもの

アメリカ事情

前回の記事で、NY/NJを離れた3年間の生活で得たものについて書いた。

3年間の生活で得たもの

今回は、では逆に、その3年間で失ったものについて触れたいと思う。

心の健康

念願かなって得た緊急病棟のポジションだったが、
直後に極度のストレス、挫折感に見舞われ、結局2年間ニューオーリンズで
鬱で引きこもることになってしまった。
せっかくの2年間を、その土地でしかできないことをとことん体験しよう、と当初は思っていたのだったが、かなわずに終わってしまった。

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身体の健康

心の健康を失うことは、身体の健康にも影響する。

常にストレスにさらされ、鬱状態になれば、体も動かなくなる。
以前は時間のある時は、なるべくエクササイズをしていたが、それもできなくなった。
まだNYに住んでいたころは、それでも日々の生活・通勤などで否が応でも、
体を動かしていた。
しかし、100%車生活になってしまうと、意識して運動しなければ、全く体を動かすことはなくなり、
それでますます疲れやすくなくり、さらに運動できなくなるという、
完璧な悪循環に陥ってしまったのだ。

そうなると、ストレスによる暴飲暴食も相まって、体型は加速度的に崩れていった。

それに加え、加齢、夜勤専従という更なる負の要素が加わって、
これまでなかった顔にシミができたりして、ますます精神的にも落ち込んでいったりした。

交友関係

NYにいた時は、最低でも2週間に一回は出かけて、友人と会ったりしていたものだった。
しかし、モンタナ、ニューオーリンズに越してからは結局、仕事の忙しさにかまけ、職場以外での交友関係を持つ余裕を全く持てなかった。
それでも、ニューオーリンズで職場の同僚たちと、幾度となく外出する機会が得られたのは、とてもありがたく思っている。

ただこの3年間の間、仕事以外での交友関係というのは、結局、日本人の友人、
NY時代からの友人たちとのつながりしか持てず、それ以外は基本的に一人で過ごすしかなかったのだった。

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