ロサンゼルス 2024年1月 〰 3月

アメリカ看護師関連

カナダの看護免許を取得し、
バンクーバーの病院の内定もゲットできた。

当時働いていたモンタナの病院との契約は1月の始めまで。
終了次第、すぐにバンクーバーへ向かうことは物理的に可能だったが、
いくら陸続きとはいえ、そもそもアメリカとカナダは別の国なわけである。

そういうわけで、そこで働くとなると当然ワークビザの取得が必要なわけで、
その手続きに要する時間が、なかなかよめないのが問題だった。

あるケースは即日取得できたというし、別のケースだと数か月かかったともいう。

数か月かかってしまったケースに当たってしまった場合、
その間に無収入になってしまうというのが、大きな懸念事項だった。

それと、ちょうど確定申告の時期だったので、
カナダへ行く前に、アメリカで済ませておきたいな、というのもあった。

通常、トラベルナースは3か月契約なのだが、
それよりも短期の案件も、件数は少ないが存在する。

内定をくれたカナダの病院も、
ビザが下りるのを待ちつつ、2か月アメリカで働くことを了承してくれたので、
1か月から2か月の期間の案件を探すことにした。

バンクーバーまでの移動を考えて、できれば西海岸の案件を…
と探していたら、ちょうどロサンゼルスの病院で2か月の仕事があり、
応募して、無事に採用されることになった。

というわけで、年始の吹雪の中、
モンタナからLAへ向かった。

LAに着いてみると、それは何から何までモンタナとは別世界だった。

太平洋と、カリフォルニアの青い空。
そして今回気付いたのは、LAは意外にも山が多くて、
しかも今年は雨が多かったので、緑豊かだったということだった。

20年近く前、NYに来る前にLA近郊にしばらく住んだことはあるし、
昔からハワイと並んで、LAは日本人にとって定番の住みたい町だったので、
今さら、という感じだったが、今回、初めてLAの魅力を見せつけられたという感じだった。

もちろん周知であるLAの欠点…
治安の悪さ、物価の高さ、交通渋滞などは、その通りではある。

しかし、それらを補ってあまりある、比類ない良い気候、都会と自然の魅力が共存している、極限に日本の物資、サービスが手に入る、などといった点が、
日本人にとってこれ以上住みやすい町は、アメリカでは他にないんじゃないか、とも思わされた。

もちろん、2か月後カナダへ行く身ではあったけれど、
「このままここに住むのもありかも」、という気になってしまったほどだった。

2か月間、日本食スーパーのはしご、海沿いのドライブ、日本人との日本語での会話などをLAで思い切り満喫した。

そして、カナダへ向かう時が来た。

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