私はたいていの場所に一人で行けるし、
むしろ気を使わなくてもいいから、その方が楽に感じてしまっている。
旅と言えば一人旅だし、
映画館、喫茶店、レストランなんてデフォルトがおひとり様である。
(開き直っているつもりはないのだけど…)
そんな私も、そこに一人で行くのはちょっと…というハードルが以前にあった。
1.焼肉屋
テーブルに網があって、焼くタイプの焼肉屋さんである。
おひとり様用の焼肉屋さんというのもできたらしいけど、
普通に4人席が基本というつくりの店舗が多いと思う。
焼肉は好きだけど、さすがの私も一人では行けないでいた。
しかしである。
会社の昼休みに韓国料理屋さんで、クッパでも頼もうと思って店に入ってみたら、
実際のところ、各テーブルに焼き網がある焼肉屋だったことが判明。
しかし、「やっぱいいです」と引き返すこともできず、
そのまま、席に通された。
そして、ランチに頼めるのが、なんと自分で焼く焼肉ランチしかなかったのである。
結局、焼肉ランチをオーダーし、自主的ではなかったが、
はからずも焼肉屋おひとり様デビューをしてしまった。
2. カラオケ
カラオケ大好きだし、何時間も歌いたいと思っている。
一人で行けば、一緒に来ている人の趣味や顔色をうかがわずに、
微妙な曲だろうが、全然歌えない曲だろうが、
どんどん予約を入れることができるのだ。
一人で行けたらどんなにいいだろう、と思っても、
受付で、
「1名です」
というのが、ものすごく、ものすごく、抵抗があったのだ。
しかし、それは大学時代の友人のYちゃんのおかげで、克服することができたのだ。
Yちゃんは一人カラオケを実践しているのだという。
彼女も、最初ちょっと恥ずかしかったけど、
でもやれば、一人で好きなだけ歌えるから、すごくいいよ、とのこと。
私が心動かされたのは、
Yちゃんは、当時その言葉がなかったけど、結構リア充なタイプで、
もとおたくだった、私とは違っていたのだ。
そんなYちゃんがやっているのだら、私だって!
と思い、その話を聞いた翌日、勇気をふりしぼって、
おひとり様カラオケをしたのだった。
今でも、受付で多少の気恥ずかしさを感じるものの、
おひとり様カラオケを、折には触れてしていた。
そして、つい最近、日本に帰省した時、
感慨深いものを発見してしまったのだ。
某有名カラオケボックスチェーンのメニューに、
一人カラオケ用の料金体系、というのものがちゃんとあったのである!
ここまで一人カラオケがポピュラーになっているとは、相当驚い
おひとり様の限界

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