24時間、365日の仕事に就いて (前編)

アメリカ看護師関連

前回、なかなか働きやすい日系のホワイト企業に転職したものの、

数か月でリーマンショックの影響で、リストラされてしまったというところまで話をした。

24時間、365日の仕事につくまで

悪いことって重なるもので、当時つきあっていた彼氏とも別れることになり、

さらにはルームシェアしていたアパートも、契約者になっていたルームメートが、急に帰国することになってしまったのだった。

 

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そうなると、私が契約を引き継がなければいけないのだけど、なんせ失業したばかりの身。

それも派遣で、働き始めてからわずかだったので、失業保険の給付の対象にもならなかったのだ。

そんなわけで、大家さんも難色を示したし、私本人もきちんとしたルームメートが見つからなかったら、

アパートの家賃を一人で全部払わなければならない事態にとても対応できる状況ではなかった。

結局、帰国するルームメートと一緒に、そのアパートを出ることにしたのだった。

そうはいっても、そう簡単に仕事も貯金もない状態で、適当な部屋がみつかるわけもない。

しかし不幸中の幸いで、フロリダのレストランで住み込みの仕事をみつけることができたので、しばらくそこに避難することにした。

2か月ほど、レストランで働き、わずかではあるが、貯金をしながら考えた。

ニューヨークに帰ったらどうすべきだろうか?

仕事をゲットできたとしても、さらに景気が悪くなったら、またリストラされてしまうだろう。

景気に響かない仕事で私ができそうなのは?

軒並み求人広告が減る中、CNAと略されるCertified Nurse Assistantの求人は多く目にした。

直訳すれば看護助手だが、日本ではヘルパーさんのポジションとなる。

実は、カナダでヘルパー養成の専門学校に通い、資格を取ったことがあったのだ。

なので、これならできるかもしれないと思って、CNAの専門学校の情報を集め始めた。

その時、LPN(准看護師)の学校の広告をたまたま目にし、入学試験がちょうど私がフロリダからニューヨークに戻る翌日にあると知った。

今でもどうしてそう思ったのかわからないけれど、何故かその時、ダメもとで試験を受けてみようと思い、勢いで受験の登録をした。

そしてあまり自信がなかったにも関わらず、合格してしまったのだった。

その後のカウンセリングで、私の場合は政府の学生ローンを100%受けることができ、

その時点で1銭も(1セントも)払うことなく、入学できるとのことだったのだ。

じゃあ、やるしかないでしょ!

その時まで、まさか自分がアメリカの看護学校に通うことになるとは全く本気で思ってなかったのに、そうなってしまった。

そこから怒涛の3年間が始まるのだが、その話は長くなるのでまた別の機会に…

無事、看護学校を卒業し、困難極まる就職活動を経て、アメリカで看護師として働くことになった。

to be continued…

 

 

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