24時間、365日の仕事につくまで

日々

社会人になって、気が付けば20年弱。

思えば「月曜から金曜、9時5時」の仕事をしていた期間ってあまりなかったな、と気がづいた。

大学を出て、最初に就職した金融機関のOLを3か月あまりで辞める。

第一次就職氷河期の最中だったことから、再就職は難航を極め、1年近くのプー太郎生活を強いられた。

その後、ようやく外資系の金融機関の正社員に採用されたが、

見栄えはめちゃくちゃいい会社だったものの、バリバリのブラック企業だった。

それも配属されたのは、コールセンター部門だったので、

わかる人にはもう、おして知るべし、といったところだ。

 

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給与や待遇は悪かったものの、土日も出勤があり、夜10時までだったが早番、遅番のシフト勤務は、苦にはならなかった。

というか、人混みや、万博、ねずみランド的なものが嫌いな私にとって、

平日休みが取れるのは、かなり嬉しかったのだ。

病院や役所には行き放題だし、すきっすきっのショッピングセンターで快適に用が足せるのである。

平日出勤だとしても、遅番の場合は、ラッシュアワーから外れるので、かなり楽に通勤することができた。

そんなコールセンター生活を3年ほど続けて、カナダにワーホリに行った。

帰国後しばらくブラブラした後、派遣で営業事務として8か月ほど働いた。

派遣とはいえ、実際のところ、私の人生の中で1,2位を争う優良なホワイト企業だった。

社会人になる前にドラマなんかを見て想像していた、いわゆる「普通のOL生活」というのを初めて体験させてもらえたのだ。

新卒で入った会社ではIT部門に配属されたので、

一般職にも関わらずプログラミング研修をさせられ、それに耐えられずに辞めたといった経緯だったのだ。

というわけで、取引先からの電話を受けたり、お茶を出したり、ランチやアフターファイブに職場のメンバーで行ったりするのが、

とても新鮮で、良い経験をさせてもらえたと思っている。

この職場が私の中で、「月曜から金曜、9時5時」生活のハイライトだったと言ってもよい。

そんな良い職場を結婚のために辞めて、渡米。

結婚後、初めて勤めた会社は日系の旅行会社だったが、それがまるで天国のような職場だったのだ。

ちなみにこちらは夜の10時まで勤務だが、土日なし、365日営業している会社だった。

お給料は安かったものの、仕事に行くことに対してあれだけストレスを感じない職場というのが存在するというのを、

最初は信じられなかったぐらいだ。

あの職場だったら、本気で休みなしで毎日全然働ける、と思えた。

74歳の独身女性の方も現役で働いている、と書けば、わかる人にはどれほど快適な職場かお察しいただけると思う。

私はその場にはいわせなかったのだけど、社員の方でどうしてもベビーシッターをしてくれるあてがなく、

欠勤しようとしたところ、「なら、今日だけ特別赤ちゃん連れで出勤してきなさい」と上司に言われたことがあるそうなのだ。

その方は、外回りの営業の担当だったから、その間、内勤の人たちが赤ちゃんを見ていてくれたのだとか。

もちろん、仕事だからそれなりのストレスもあるし、人間関係のわずらわしさもある。

でも、普通の職場と対比したら、10 : 1 ぐらいの割合しか感じられなかった。

そんな素敵な職場も今度は、離婚のために退職することになった。

離婚後は、別の日系の旅行会社に就職したのだが、大企業であったにもかかわらず、絵にかいたようなブラック企業だった。

アメリカで働いているとはいえ、日系企業で、働いている人もお客さんもほぼ日本人ということなので、

日本のブラック企業の状況とほとんど変わらなかった。

その後、また別の日系企業に転職した。

業務内容は事務職で、「月曜から金曜、9時5時」生活に戻ったものの、なかなか働きやすいホワイト企業だった。

しかし前世の因縁か、罰が当たるようなことをしたせいなのか、就職の神様にことごとく見放されてしまっている私は、リーマンショックの影響で、ほどなくしてリストラされてしまったのだ…

 

to be continued…

 

 

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