虫との闘い

いろいろ変化があった2015年だったけど、変化というよりちょっとした事件が春先に起こった。

それは、リビングにハエが大量発生してしまい、駆除に奔走した数日を送ることになってしまったのだった。

最初は、2,3匹のハエがリビングのカーテンにとまっていたのをみつけた。

網戸をしているはずなのに、どこから入ってきちゃったのかなー。とその時は思って、
そのうち外に出ていくだろう、と思って殺さずに放っておいた。

そしたら、どうだろう。

翌日は、おびただしい数のハエがリビング中にいるのを見て、軽くめまいをおぼえた。

いったい、どういうこと!?
とにかく嫌悪感に耐え切れず、殺虫剤をまいてハエを殺す。

最初は死骸をいちいち割り箸でつまんで、トイレに捨てていたけど、とてもそれでは追いつかなかったので、小さなチリトリをハエの処分専用におろすことにした。

いったい、何が起こったというのだろう?

全く見当がつかなかったので、ググってみた。

知恵袋系の記事が検索に引っかかったので読んでみたこところ、
ハエが突然に異常発生する原因として、小動物の死骸が近くにある可能性が示唆されていた。

その目安として、異臭が先だってなかったかどうか、とあって、
確かに数日前に、やけに生ごみのような匂いがするな、と感じていたのを思い出した。

ハエはリビングの窓から侵入しているようで、そこからお隣の家の屋根を見ると、
そこには何か、鳥かリスのような、黒くなった原型をとどめていない死体っぽいものがあった。

ああ、やはりこれか。

と、思ったものの、どうすればよいか迷う。

確かにハエはすごくいるけど、今のところリビングにとどまっている。

私のアパート全体だったら迷うことなく、お隣さんに苦情しているところだけど、
そこまでいってはない…

というわけで、自分で何とか対処していくことを決めた。

最初は殺虫剤をかけたりしていたのだけど、それだととても埒があかないことに気づいた。

かといって、バルサンを使うのはかなり準備などが大変。

ならばと、手元にある蚊取り線香でいぶす作戦に出た。

リビングの戸を閉めて、蚊取り線香一本分を炊く。

しばらくして戸を開けてみると、おびただしい数のハエの死骸が床に転がっていた。

それらをチリトリで集め、トイレに流す。

そんな作業を幾度となく繰り返すこと数日。

ハエたちはようやく、いなくなった。





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