病院に勤務して

アメリカ看護師関連

看護学校を卒業して以来、病院への就職を目指し、無数の挫折を経験してきたのは、過去の記事に書いたとおりである。

あきらめと惰性の間 〰 続・就活で起きた奇跡 ①

昨年の8月、念願がかなってニューオーリンズの病院で働けることになった。

配属されたのは、Med-Surg ユニットといって、日本語だったら一般病棟、と言えばいいのだろうか。
それほど重症でない患者さんが、入院が必要な場合にERから搬送される先のフロアなのだ。
それと、ICUにいて、快方に向かった患者さんが移動してきたり、
他の病院からの患者さんを受け入れたりもする。

病院全体のオリエンテーションと座学を1週間強こなした後。

On the job trainingのオリエンテーションを先輩について1か月ほど受け、いよいよ独り立ちすることになった。

それから今、この記事をこうして書いている時点で、1年たっているわけだが、
その1年は、私のこれまでの人生の中で1,2位を争うほど、インテンスだったといっていいと思う。

辛さと言ったら、看護学校を卒業して、老人ホームで新人の看護師として働き始めた1年に匹敵すると思う。

今回、病院に勤務する前は、確かに覚えることはいっぱいあるだろうが、老人ホームで数々の理不尽な経験をしてきた後なのだ。

違う勤務体系とはいえ、しばらくしたら、なんとかやっていけるだろう。。。なんて、思っていた。

結果はというと、半分あたって、半分はずれていた。

確かに老人ホームの経験は無駄でなかった。

この経験がなかったら、慣れるのにさらなる苦労と時間がかかっていたはずだ。

しかし、病院勤務には病院勤務の。
老人ホーム勤務とは、まったく別次元の理不尽さがあるということを、実際勤務した後、知ることになったのだった。

その理不尽さを消化し、なんとか持ちこたえるまでに1年の歳月を要したのだ。

その間、先輩の看護師たちの半数以上が入れ替わり、
勤務一年の、まだわからないことばかりの自分が、勤続年数では上位の方に来てしまっているという、
信じられない事態に陥っているのである。。。

 

 

 

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