生まれて初めて蜂に刺された!(…多分)

アメリカ事情

それは、今年の夏の盛りに起こった。

仕事明けで疲れ、私は朦朧として、アパートの駐車場に駐車し、車から出た。

朝10時過ぎて、太陽はギラギラと猛烈に照っていた。

なので、私は運転する時にかけていたサングラスをそのまま装着し、
さらにユニクロのUVカットのパーカーをすっぽりかぶり、日差しから完全防御していた。

アパートの玄関にさしかかろうとした時だった。

突如として、サングラスの右側の下、頬骨あたりにするどい痛みを感じた。

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同時に、そのあたりに何かの気配を感じたので、反射的に手で払った。

手で払い、その「何か」はどこかへ行ってしまい、
結局なんであるのは確認できずじまいだった。

頬骨のあたりの痛みはじんじんと、時間を追うごとにひどくなっていた。

状況からみて、おそらく蜂にさされたのだろうと、判断した。

とりあえずアパートの自分の部屋に戻り、
私にとっては万能薬のラベンダーオイルとひまし油を塗布する。

たいていの痛みや傷は、この2つのうちのどれかを塗ればたいていは収まっていた。
しかし、今回は、全く効かなかった。

ネットで蜂にさされた場合の応急処置方法を調べてみたが、
「ひどくなったら病院に行ってください」
というフレーズばかりを目にし、さてどうしたものか、と思い悩んだ。

その時の私の状態はというと、
該当箇所に痛みと腫れを感じていたものの、
別に呼吸困難になっているわけでもなければ、蕁麻疹が出ているというわけでもなかったのだ。

骨折とか、大量出血とかしているのだったら、腹をくくって病院にも行けるのだが、
これぐらいの症状だと、健康保険の自己負担を払ってまでして病院に行く価値があるのか、
なんて思ってしまったのだった。

まして、まさに病院に長時間働いて、戻ってきたところだったのだ。
そんな状況で、また病院に戻るというのは、どうしても気が進まなかった。

そんな時に、突如ひらめいた。

アロマセラピーのエッセンシャルオイルとともに、
自宅には数種類のホメオパシーのレメディを常備している。

そのうちの一つに、エイピスという膀胱炎対策のために購入したレメディがあったのだった。

このエイピスというレメディは、ミツバチを原料にして作られている。
ホメオパシーが何か、ということを説明すると長くなってしまうので省略するが、
ざっくりいうと、「毒をもって毒を制する」というスタンスである。

今現在私は(おそらく)蜂にさされて、その毒による炎症と痛みに悩まされている。
ならば、その蜂の毒を少量とって、私の体内の免疫力に逆に力を与える、といった戦略である。

それでエイピスのレメディを早速取ったわけだが、
信じられないぐらい、速攻で、腫れと痛みがひいて、びびるぐらいだった。

自らホメオパシーのレメディを買い、エッセンシャルオイルやフラワーエッセンスを長く愛用する私であるが、
頭の隅ではどこか懐疑的な部分も残っていた。
しかし、今回のエイピスの効きっぷりには、両手をあげて降参したい気分だった。

刺された箇所に針は残っていなかったので、
もし本当に蜂にさされていたとしたら、アシナガバチがスズメバチだったのだろう。

以前にアパートの玄関のあたりに、アシナガバチをみかけたので、
おそらく、アシナガバチに刺されたんじゃないかな、と自分では結論付けている。

もしかしたら私以外に、他にも犠牲者が出たのだろうか。
そのせいか、玄関の横に植えられていた木が、私が蜂にさされて間もなくして、
突如として切り倒されたのだ。
きっと、そこに巣があったのかもしれない。

ネットの情報によれば、ハチは黒いものをめがけて攻撃する習性があるそうだ。
そういうわけで、車からでて、アパートの玄関に向かう時は、以降、サングラスを外すようにした。



 

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