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再び、旅へ その②

トラベルナースに戻るにあたり、再びトラベルナース専門のエージェンシー(派遣会社)に
コンタクトする必要があった。

2年前、西海岸で仕事をしていた時の担当のリクルーターはとても有能で、
私は全幅の信頼を置いていた。

なので、またトラベルナースをやるのなら、彼女にお願いしたかった。

しかし、しばらく前から彼女の気配が消えたような気がしたのだった。

「気配が消える」とはどういうことかというと、この2年間トラベルナースをやめていても、
定期的にいろいろなエージェンシーから、リクルーターから連絡が来ていたのである。

こんなに稼げる案件があるけど、どうですか?
いつ頃、トラベルナースには復帰できるのか?

といったようなことを、きいてくるメールなり、テキストなりを少なくとも1週間に数回、
平均して3日に1回ぐらいは受け取っていたのである。

彼女からも定期的に様子をうかがうメールが来ていたのだけど、最近は受け取ってないような気がしていた。

それで、担当の彼女の会社のメールにテスト送信してみたところ、
エラーで戻ってきてしまった。

ああ、彼女はこの会社を辞めたんだな。

そう思って、でも彼女と仕事をしたい気持ちは消えなかったので、
LinkedInで彼女の名前を検索にかけると。。。

いた!
某大手のトラベルナース・エージェンシーに転職していたのだ。

有能な彼女のことだから、良い条件を提示されて引き抜かれたに違いない。

連絡をとるべく、早速、コネクションのリクエストを送信したけど、
結果はというと、彼女からの返答はなかった。

私はLinkedInの無料版を利用していたので、
直接メッセージを送ることはできず、
まずはFacebookでいうところのフレンドリクエストを送ることになるのだが、
そのリクエストが多数の中に埋もれてしまっているのか、
私のリクエストを見て、認識したけど、もう私と仕事をしたくなくて、
無視されたのか、
はてや、そもそもLinkedInをそんなにチェックしていないのか。

いずれのケースにあったたのかは謎だったけれど、
彼女とはもう働けないのだな、とあきらめ、
次に向かうしかなかった。

彼女が転職した会社は、
大手なだけに、幅広く、他の会社ではカバーしてないような案件も抱えていて、
気になる存在ではあった。

しかし、悪い噂というのも多々耳にしていて、
利用するかどうかは、躊躇していたところだった。

だが、彼女以外に別にリクルーターのあてもなかった。

そして、以前知り合った同僚のトラベルナースから、
その大手の会社の別のリクルーターの連絡先をもらっていて、
何度かやりとりをしていたこともあったのだった。

どんなに評判の良いエージェンシーでも、悪いリクルーターいる。
評判の悪いエージェンシーでも、良いリクルーターはいる。

と、ベテランのトラベルナースには言われたことがある。

全く未知のリクルーターに一か八かかけるよりも、
少なくとも元同僚が一緒に仕事してきたという実績のある、
リクルーターと仕事をするのが安全だろう。

というわけで、早速連絡をしてみると、
今回はちゃんと連絡がとれ、返事も早々にもえらたので、
今回からは、その大手のエージェンシーで、新たなリクルーターと仕事を始めることになったのだった。

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