食わず嫌いがなおったとき

今年になって、今までは興味がなかったり、
というか、食わず嫌いしていたものに対して、急激にはまってしまうことがあった。

もの、ではなく実際は人なのだが。

あるいは競技に対してなのか。

私はこれまで男子フィギュアスケートの良さが、全然わからなかった。

男子フィギュアだけではなく、男子バレエ、男子新体操とか、
何故あえて、男の人がやならきゃいけないの?と、思えてならなかった。

私的には、どうしたって女の人がやる方が本流で美しいはずだから、
男性がする必要性が全く理解できなかったのだ。

まあ、それって、逆の方をいえば女子レスリングとかそういうことなんだろうけど、
それはそれで好きでやってるんだから、いいじゃない、と思うのは差別だろうか。

それが、今年の初め、とある男子フィギュアの選手の過去の演技をYouTubeで見て、全てが変わってしまった。

それは、全てにおいてほぼ満点がついた伝説の演技で、あまりにも感動して涙すら出たほどだった。

それからは毎日憑かれたかのように、動画を繰り返し見て、その選手のSNSをフォローしたり、
演技の画像を携帯の待ち受けにしたりと、前言を撤回することこの上なかった。

ものすごく圧倒的に、優れたものというのは、凄まじい力があるのだな、とまざまざと実感した。

男子フィギュアの良さがわかったことも、もちろんよかったのだけど、
自分が食わず嫌いしている他のものにも、こうして突然はまれるものがあるのだろうな、
と思うと、ちょっとわくわくする。

コメント