ホリデーシーズンの憂鬱

NY

11月は日本とアメリカの祝日がかぶっている月のような気がする。

日本の4日の文化の日とアメリカのヴェテランズデーが11日(今年の場合)。

そして勤労感謝の日が23日で、感謝祭が26日(これも年によって変わる)。

サンクスギビングデーを訳せば感謝祭で、これも勤労感謝の日と「感謝」でかぶるという徹底ぶりである。

10月31日のハロウィーンから始める向きもあるけど、

この感謝祭からこちらではホリデーシーズンということになり、年明けまで怒涛のイベント続きとなるのだ。

 

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まあ完全に社会から隔絶して生きている場合だったら、そんなに影響も受けないけれど、ある程度社会に関わっている場合、例えば私のような家族がいないシングルの人間でもあわただしい時期となる。

その1 飾り付け

ハロウィーンから始まり、感謝祭、クリスマス、と職場によっては、その時のテーマに沿った飾り付けを強制促されることがある。

庶務の人たちなどがやってくれる場合は、むしろ季節感と風情を感じられるので、大賛成だけれど、

スタッフ全員でやらなければならないとなると、話は別。

忙しい職場でも、材料の買い出しから担当をふられ、勤務時間内に通常業務をやりながらの飾りつけをさせられ、それでいてその日も残業をするのを許されなかったという、嫌がらせの域に達するような職場があったりした。(まじで実話)

その2 出費がかさむ

感謝祭ディナーのご馳走の用意、または自分が主催しなくてお呼ばれする場合のお土産代。

家族、恋人、親しい友人へのクリスマスプレゼント。

さらには日本の義理チョコ、お歳暮的な取引先やお得意様へのプレゼント。

クリスマス当日にはいつもの日よりも、チップを渡す際には大目にわたすもの、
といったように、とにかくホリデーシーズンにはお金がとんでいく。

そしてその3に話はつながっていくのだけれど、感謝祭もクリスマスも日本の年末年始やお盆のような位置づけで、地元・実家に帰省する人が多い。

そうなると、交通機関の料金もやはりお盆・年末年始値段のようになるため、帰省代がかさむことになるのだ。

その3 ひとり者は忙しくなる

感謝祭、クリスマスは帰省したり、家族で過ごす時間のため、当然のことながら、家族持ちの人は前後に有休を入れて連続で休みにする。

そのしわ寄せを受けるのが、私のような近くに身寄りのいないひとり者であり、これからの時期、私は休む人の代理で働くために大忙しである。

祝日に働くと、時給の1.5倍をもらえる場合もあり、それならむしろ喜んで働きたいところだけど、

非正規雇用の場合だと、自分が登録している派遣会社のポリシー次第で、たいていは祝日増しの時給にされないケースがほとんどだ。

 

そんなわけで、私はちょっと憂鬱になってしまうこれからの季節だけれど、実際のところ人それぞれだと思う。

私と同じようなおひとり様でも、とにかく非日常のイベントやクリスマスの雰囲気が好き、といったような人はこの時期を最大限楽しんでるようだ。

一方で知人で3人の子持ちの主婦の方がいるのだが、彼女は非日常的なことや、季節の飾り付けとかが好きになれない性質なので、ハロウィーンから始まるこの時期の流れが嫌で仕方ないんだそうだ。

私の場合、とにかく超過勤務に備えて、体調を整えないと…

 

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