夜勤専従で働いていたとき

アメリカ看護師関連

今年の2月から8月いっぱいまで、初めて週5日の夜勤専従の勤務をすることになった。

実際、働き始めるまで、全くどんな感じなのか想像もできなかったのだが、半年間それなりに働くことはできた。

その間の感想などを、今年の最後に書き留めてみようと思う。

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病院の勤務の場合は、午後7時から午前7時まで、などの12時間勤務が一般的のようだが、

老人ホームの場合は午後11時から午前7時まで、といった8時間勤務が多い。

その時の老人ホームは比較的、私の家から近かったので、10時ちょっと前に家を出れば、十分、間に合った。

出勤して、中番の看護師から引き継ぎをして、深夜の投薬などが予定されていれば、すます。

その後は、ひたすら、書類の記入や整理に明け暮れる。

また、包帯の交換など、患者さんが寝ていてもできるような手当などもこなす。

担当していた患者さんは40人で、夜勤は2人のヘルパーさんと働いていた。

朝の投薬は6時ということに予定されているのだが、

仮に6時ぴったりに始めたとしたら、とてもじゃないが、7時に全員の分を終わらすことなどできない。

というわけで、4時半過ぎから、始めなければいけなかった。

7時に朝番の看護師が出勤してくると、立場を変えて、また引き継ぎ。

明け方に患者さんの急変など、よほどのことがない場合は、だいたい定時に帰ることができた。

たいていは、その後、まっすぐ家に帰っていた。

ごくたまに、スーパーに食料を買いに行くことなどもあった。

夜勤で働いている人のうち、眠るタイミングを、勤務が終わってすぐ取るか、

またはそのまま、昼間にしばらく活動して、夕方から出勤するまでの数時間眠る、という2つのパターンに分かれるようである。

私は、仕事が終わると、疲れ切ってしまっていたため、家に帰ってすぐ眠る派、に落ち着いた。

すぐ眠るといっても、まずお風呂に入って、朝食を食べて、軽くネットをチェックしてから(ここらへんは順不同)なので、

だいたい10時ぐらいに眠りにつくことが多かった。

そして、自然に午後2時ぐらいに、目が覚めた。

その後、元気があれば、DVDを見てエクササイズをしたり、部屋の掃除をしたりする。

後は、またネットをチェックしたり、夕ご飯を作ったりしていると、なんだかんだと出勤の時間が来てしまう。

アクティブな人などは、家を早めに出て、出かけたりするのだろうけど、私はとてもその元気はなかった。

せいぜい、起きてから出勤の間まで、コインランドリーか近所のスーパーに行くのが精いっぱいだった。

夜勤生活でよかったことといえば、やはり同じ8時間勤務でも、朝番、中番に比べて、仕事の内容が楽だったので、

ゆったり、自分のペースで仕事がすることができたことだ。

ストレスは実感として、三分の一ぐらい、だったといえる。

そして、よかったことと比べて、どうしても悪いことの方が多くなってしまうが、

本来の人間の自然のリズムに逆らうことになるので、どれだけ睡眠時間を取ろうとも、

頭がいつも、すっきりしない感覚のままになってしまうことが辛かった。

それと、人と付き合うのが、元気がないとかなり難しくなってしまった。

たとえ、仕事が休みの日でも、普段の夜型のリズムに体が慣れてしまっているので、

午後の早い時間から会う場合など、働いている日は眠っている時間にあたるので、かなり辛かった。

そんなわけで、やはり多くの人が苦手とするのは理由がある夜勤ではあるが、

専従ではなく、たまになら、またやってもいいかな、とは思っている。

また、専従でも長期間ではなく、数か月と短期間なら、やろうと思えばできるような気がする。

 

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