心境の変化

アメリカ看護師関連

ここ数年でも、以前の生活とそれ以降がガラッと変わってしまうような、
心境の変化があった。

コロナ渦で、これまでは考えてもいなかったICUへの転職を目指し、
実現してしまったのが、最たるものだった。

昨年2023年なって、コロナがすっかり収束すると、
ICUの様子がそれまでとはだいぶ変わった。

というより、プレコロナの通常の状態へと戻ったということなのだろう。

しかし、私が知っているのはコロナ渦の時の、いわば戦時下のような状態で、
今の落ち着いているICUは、未知のものだった。

コロナが落ち着いたので、私の苦手な脳神経の患者さんを受け持つことなども多くなり、日々の業務が難しくなってきた。

そうなると、果たしてこれからもICUで働き続けたいのだろうか?
という疑問もわいてきた。

私が働きたいと思ってたのは、コロナ当時の緊迫した特殊な状況だったからだったのかもしれない。

当時、ERにも応募できるチャンスがあって、ICUとどちらにするか真剣に迷ったことがあったのだが、結局は、コロナの治療に直接携われるICUへの進路を決めた。

それでも、心の片隅でERにも働いてみたかったという気持ちは残っていて、
求人情報を検索して、応募も検討したりした。

時を同じくして、ICUのトラベルナースの求人数も一気に減少した。

これも、異常にコロナ渦で求人が膨張していたということで、
本来の求人数に戻ったということなのだろう。

そうなると、一つの案件への競争率も上がり、
選ばれるのは、いろいろ患者さんに対応できる、
経験も実力もある看護師ということになる。

なので、私のように限られた経験で、使えない看護師はもちろんのこと、
私よりもずっとできるような同僚の看護師たちからも、
ICUの案件を探すのが一気に難しくなったと、聞くことも多くなった。

そういうわけで、ここにきて、再び自分の進路を考えなければならない時が来てしまったのだった。

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