ここ数日、最高気温が20度以上になる日が続く暖かなNYだが、確実に冬支度は進んでる。
日が照ると汗ばむぐらいの時もまだあるけど、すでに数か所、冬の風物詩である屋外のスケートリンクがオープンしている。
そして、NYの冬の風物詩としては、極めつけであるロックフェラーセンターの大クリスマスツリーが
本日11月6日に、NY州の郊外から市内の会場へと運び込まれ、そして所定の場所へと立てられた。
飾り付けが行われ、点灯式が行われるのは今年は12月2日の水曜日。
今回、調べて初めてわかったのは、点灯式は必ず感謝祭から1週間後の水曜日、というように定められているのだそうだ。
あと意外だったのは、クリスマスツリーといえばもみの木なんだろう、と当たり前のように思っていた。
しかし、毎年ロックフェラーセンターのツリーに使われるのは、
Norway spruce (日本名 ドイツトウヒ)と言われるモミではなく、エゾマツなどに近い種類の木なのだそうだ。
ただ、本場、というかヨーロッパやアメリカでは、クリスマスツリーといえばこのドイツトウヒのことを指すようで、
さらには「アルプスの少女 ハイジ」に出てくるもみの木も、ドイツトウヒなんだそうだ。
このロックフェラーセンターのツリー、寄付をされることもあるそうだけど、
毎年、担当の人がヘリを使って、上空から「これは!」という1本を探すんだそうだ。
英語ではこの「さがす」という動詞にスカウト(scout)を使っていて、なんだか国民的アイドルをさがせ!みたいな雰囲気を感じてしまう。
点灯式当日は、人気アーティストを招いて、全国放送する一大イベントになるのだけど、周辺の道路規制とかが結構すさまじい。
ロックフェラーセンターって、まあシオサイトとかヒカリエみたいなオフィスが入っている施設でもあるわけで、
実は私もNYに来たての頃、OLをしていたことがある。
点灯式当日は、出入りの業者さんとかも規制されてしまったりで、いろいろ面倒くさかったことを思い出す。
そして、ツリーは1月6日まで立っているのだけど、その間の周辺の混み具合が半端ない。
ツリーがロックフェラーセンターに来て、こんなにぎやかなニューヨークの冬が始まるのだ。
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