強いて選べば、40才になってしまったというのが、2015年の最大の嫌なことであったけれど、
年をまたいで失業してたり、1年で3回職場が変わるなど、今年も安定の負け組っぷりであった。
今回は、さらにイタさを強調するような記事の内容となり、
ふと、何のためにこんな恥を自ら晒しているんだろう…と思ったが、
そんなこと言えば、このブログ自体が恥の垂れ流しみたいなものなので、何を今さら、である。
てなわけで、お時間があったら、私のイタい話をどうかお読みください…
きっかけは
ニューヨークに来たばかりの頃、オンラインデートサイトに登録したが、それっきり学校に通ったり、仕事が忙しかったりで、数年間、全く活動することはなかった。
それが何故、今年になってまた出会い系をやろうという心境になったかといえば、
やはり40才になることへの絶望に、起因していたと思う。
この現状に至ってしまう前までは、
やはり再婚してみたかったし、子供を産むことも頭の片隅にあった。
しかし、40才になってしまった今では、
子供のことは諦めたので、考えなくてもよく、
再婚ももうきっとだめだろうな…という境地になってきたのだ。
すると、それまで男性に対して求めていた、いろいろな要素がもはや意味をなさなくなったので、
以前とは全く違うアプローチが可能となってきた。
長期的な、安定した関係でなくてもよい、ということなら、別に金銭感覚が違っても、気が合えばいいだろうし、
まるで女性の友達を作るように、恋愛関係を持てなくたって、
一緒にいて楽しい相手が見つかれば、それに越したことはないじゃないか…
そんなふうに思うようになったのだ。
それと、こちらの記事で書いたように、
40女のイタくも、ささやかな妄想
お気に入りの俳優さんとの妄想が、あまりにも充実していて、
幸福感が半端なかったがため、ちょっとした危機感を抱いてしまったのだ。
基本的に、どこにでも一人で行けてしまうタイプで、さらに、一人で呑んでいても、
「お気に入りの俳優さんと一緒に呑んでいる」という妄想の設定をプラスすれば、この上なく幸せな気分に浸れるのだ。
この時点では、誰にも危害を加えているわけではないので、
現実がここまで惨めなのだから、せめて妄想ぐらいは自由にしてやってもいいじゃないか…
と思う一方で、
あまりの脳内お花畑をこれ以上、放置するのはやばいのではないかという苦言が、
私のスーパーエゴなり、ハイヤーセルフあたりから発せされたらしい。
そういうわけで、
「少しは、身の丈にあった現実の男性に目を向けたら」ということで、出会い系サイトを始めることにした。
成果はぼちぼち
年齢のこともあるし、きっかけもそんなわけだったから、成果は出るとは期待してなかったのだが、
その力の抜けっぷりが、かえって、よかったのか、それなりの手ごたえを感じることができた。
真剣な交際ではなく、食事やお茶をするぐらいの、
カジュアルな付き合いができる人と、数人出会えたのだ。
オンラインデート業界自体も、数年の間に、技術の発展に伴い、かなり進化していた。
SNSなどと連携されちゃうのは、正直抵抗はあるのだが、
以前と比べてかなり便利で、しかも使ってて楽しいと思えるようなシステムになっていた。
例えば、Tinderというサイトは、もう潔いぐらい「外見が全て」というサイトで、
次々と異性の写真を見て、好みか、好みじゃないか、で選んでいくといったものだ。
そして、私が好みと選んだ男性も、私を選んでくれた場合にマッチングが成立し、メッセージなどが交換できるようなる。
その過程は、まるでゲームをやっているみたいで、楽しかった。
メッセージが来た
そうして、いくつか新たに登録したサイトのうちの一つに、ある日、メッセージが届いた。私の写真とプロフィールをみて、ひかれるものがあったので、連絡したとあった。
相手のプロフィールを見てみると、
私より3つ年上で、写真の外見は、特に私の好みと言うわけではなかったけれど、平均以上といってもよい感じだった。
退役軍人で、今は民間人として軍関連の会社に勤めているとのことだった。
今現在は、仕事の都合でオランダに数か月間、滞在しているとのこと。
その時点で、悪い印象は受けなかったので、メールに返信をし、以降やりとりをすることになった。
それで、
3年前に奥さんが病死し、今は7歳になる息子さんと暮らしている。
奥さんとの間に子供ができなかったので、その息子さんが赤ちゃんの時に養子にもらった。
オランダにいる今は、実家のお母さんが息子さんの世話をしている。
…といったようなことが、メールのやりとりで明らかになった。
私の中で、諦めていない部分が、このあたりに反応する。
これぐらいの年だと、バツイチぐらいの方が自然だし、それも死別という後腐れのない完璧な形である。
子供も自分と血がつながっていない、というのも、かなりの高得点だった。
もし、つきあうことになって、一緒に住んだ場合など、子供との関係も、すっきりしたものになりそうだし。
というのは、これまで子持ちの相手とつきあって、
どうしても子供がらみの部分で、うまく行かなかったことを多々、経験してきたからだ。
再婚とか、そういうことを諦めた途端に、ある意味理想の相手がぽっと現れたわけである。
長くなってしまったので、続きは後編へ…
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